



仕事で行った先で、クロベンケイガニを捕まえてきました。
ガッシリした堅い体に、剛毛スネ毛の様な立派な毛が生えているタランチュラばりの足、カッコイイ蟹です。
持ち帰った中で、死んでしまうであろうダメージがある弱った中サイズ個体を、試しにアロワナの待つ水槽の中へ・・・ 入れると同時に速効食い付く我が家のキング。 咥えるとすぐに喉奥で「ガクン」と噛み砕く仕草。鰓から黄色いカニ味噌の様な物を吐きだしながら飲み込むと次を催促するように寄ってくる。
次にアカメ・シーパーチ・アイスポット・淡水エイが待つ別水槽へ・・・アカメ・アイスポットは咥えるものの、感触が違うのか、すぐに吐き出す。底まで落ちない間にシーパーチがしっかり食べる。アカメが食べるかと、数匹試すが、すべてシーパーチが食べた。
よほどうまかったのか、アロワナは気が狂わんばかりに水槽前面をこすりながら泳いでいる。
「まさか、これ食うかな・・・」 私が手にしたのは、たぶんMAXサイズであろうクロベンケイガニ。 すごい立派なハサミを持っている。 さすがにそのままはヤバい気がして爪を切り欠こうといつも冷凍エビ等を切る為に使っているハサミで・・・歯が立たない。堅すぎる。 そこで取り出したのはニッパ。これでないと切れない。
切り欠いた後、水槽へ投入。 大きすぎたのか足を飛び散らせたもののしっかり「ガックン」して喉奥で潰しているよう・・・あの堅いのを・・・どんな顎力なんでしょう。
さらに驚いた事が、飛び散った数本の足。 黒バンドミレウス、ミロソマ、細バンドミレウス、レッドフックミレウス、さらにメチニスまでもが参戦の、奪い合いの抗争が始まっています。咥え逃げ回り、奪い逃げ回り・・・繰り返す間にだんだん短くなるあの堅い足。 すごいです!
ふと気付いたのが、ニッパの歯に残されたMAXサイズの蟹の爪先!
「ためしに・・・」私がそれを入れたのは、ベビーサイズのパクーの育成水槽。入れた途端に想像どうりのパクーベビー達による奪い合い! そして、ベビーサイズでも顎が強い事が、爪が小さくなっていくことでわかる。 すげー!
元気なカニ達は、3歳の息子の相手にしばらく飼うことに・・・
怖がる息子に、家族中で「かっこいいな~」「誰も持ってないでー」などと言って調子に乗せようとしましたが、作戦どおりに行きません。 興味を持つようになるにはどうすればいいのでしょうか。
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